@鴨川・2010/4
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現在の研究

 ■ 参加型デザイン

参加型デザインParticipatory design)とは、エンドユーザーがデザインの過程に能動的に参加し、デザインされる製品が彼らのニーズに合っているか、使い易さはどうかを確認する助けをするデザイン手法の一種。

関連プロジェクト:Wikipedia 翻訳プロジェクト

概要:Wikipediaでは、言語ごとの記事数に大きな差があり、また、グロバリゼーションと共に異文化間のコラボレーションもますます強くなっているため、Wikipediaの記事が母国語に翻訳されて欲しいという要望がどんどん増えてきています。従って,翻訳に関する質問をし、その質問に答えるようなコミュニティが現れています。バイリンガルを主として集まっている様々な翻訳コミュニティは力を合わせて徐々に資料や文章を翻訳しています。

しかし固有名詞や文化の違いで翻訳が難しくなる場合,元言語の母国語者の力も必要となるでしょう。そのため、機械翻訳と多言語掲示板を組み合わせ、モノリンガルとバイリンガルが協力できるツールを考えています。WikiMediea財団と連携して開発したMultilingual Liquid Threadsは、Wikipdeiaのトークページを多言語化し、ユーザーが各自の母国語で議論を行うことを実現しました。このツールを用いて、機械翻訳の機能も備えている最強のディスカッションツールを目指しています。

このプロジェクトにおいて、全体の様子を見、ユーザーにとって最も使い易いツールを得るため、参加型デザイン手法を用いて、開発プロセスを考案しています。

関連機構:WikiMedia財団、NICT (独立行政法人)

関連リンク:Multilingual LiquidThreads

論文:

Supporting Multilingual Discussion of Wikipedia Translation with the Language Grid Toolbox. IEICE, NLC2009-44, pp.67-72 (共著)

■ HCI(ヒューマンコンピューターインターフェース)

わたしは、最新の技術を備えているツールがどのように人間のコンピュータ体験に影響しているかということに重点的に取り組み、ヒューマンとコンピュータのコミュニケーションが円滑に進むようなヒューマンインタフェースを考案しています。

関連プロジェクト:

Difficulties of non-native speakers contributing to a multiparty audio conference (NTT共同研究)

概要:対面会議ではnativeと対等に議論できているようにみえる人(non-native)であっても,多人数音声会議になると,たちまち発言権を得ることが困難になり,会議での存在感が急激に低下してしまう.本提案では,統制実験を通して,この現象を科学的に解明するとともに,支援方法を考案することを目的とします.     

現在は、NTT研究所やGeorgia Institute of Technology大学の研究者とコラボ―レーションし、予備実験・本実験のデータに基づいて、統計分析を行っています。

■ 他のプロジェクト

G30コミュニティサイトのデザイン・運営

グローバル30プロジェクトでは、先のプロジェクトで開発したツールをカスタマイズし、 京都大学大学院情報学研究科の留学生と日本人学生の相互支援のためのコミュニティサイトを立ち上げ、2010年4月から運営しています。
本プロジェクトでは、管理者として立ち上げに貢献し、現在は広報活動やサイト内のコンテンツの管理、問題の解決など様々なことを行っています。
2010年度から情報学研究科で実際に利用,NHK・KBS京都からのTV取材,多数の新聞に掲載

関連機構:総務省:京都市多言語基盤構築プロジェクト
       京都大学情報学研究科:グローバル30プロジェクト

関連リンク: