Cross Cultural Digital Environments

Key Member

中西 英之(京都大学), 岡本 昌之(京都大学), キャサリン イズビスター(NTT)

Project Objective

コンピュータネットワークによって地理的制約を越えたコミュニケーションが 可能となった. 自分とは異なる文化的背景を持つ人々にデジタル環境の中で接 することができる. このプロジェクトでは文化的差異を吸収することのできる デジタル環境を構築する. 文化的差異を吸収するためには, デジタル環境が文 化についての知識を持っている必要がある. また, それらの知識を用いて利用 者を補助するためのヒューマンインタフェースが必要になる. 我々はこの2つ の要素を兼ね備えたデジタル環境を開発し, 国際専用回線を用いて異文化間で の実験を行う. このプロジェクトは京都大学, スタンフォード大学, NTTコミュ ニケーション基礎科学研究所オープンラボの共同研究の一環として行われてい る.

Current Status

このプロジェクトには以下に示す2つのサブグループがある.

1.
Helper Character for a Virtual Meeting-Place

3次元仮想空間を用いたコミュニケーション環境の中に3次元の実体を持ったキャ ラクタを埋め込む. キャラクタは異なる文化的背景を持つ者同士が話を始め易 いように, 共通の世間話的話題を提供する. これまでに日米で学生を対象にア ンケートを実施し, それぞれの文化における世間話的な話題を収集した. そし て, それらの話題を分類し, キャラクタ用の会話データを作成した. 図 4は, パソコン上に実現された3次元仮想会議空間 FreeWalkの中で, キャラクタが利用者に質問しているところである.


  
図 4: ヘルパーキャラクタ

2.
Networked Topic-Sharing Mirror

様々な国の人々が従事する遠隔コラボレーションを円滑にするために, 互いの ことを知ることは重要である. このシステムは, 大型スクリーン上に2地点の 利用者の姿を投影するとともに, 互いの名前やそれぞれの文化的情報(国籍, 言語など)及びコラボレーションに関する情報(従事期間, 熟練度)を互いの言 語でそれぞれの人のまわりに表示する. これらの表示内容はスクリーン中央上 部にあるメニューに(画面上で)触れることで手軽に切り換えられる.

Future Direction

1999年5月にGEMNetの日米間の国際専用回線を用いて, ヘルパーキャラクター の有効性を検証するための社会心理学的な実験を実施した. この実験は, スタ ンフォード大学のClifford Nass教授, Eva Jemitter, その他多くのリサーチ アシスタントの協力で行われた. また, これと近い時期にNetworked Topic-Sharing Mirrorの使用実験も行い, 異文化間コミュニケーションへの貢献度, 文化ごとの利用方法の違いについて 調べた. この実験はStanford Japan Centerの協力によって行われた.


Top
Page
Free
Software
Publications Members Location Related
Servers